http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1301324393/ 
 
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/28(月) 23:59:53.70 ID:CcEUUXld0 
  ――ラインハット付近――  
   
   
  テレレレー  
   
  ヘンリー「片付いた、か」  
   
  主人公「そのようだね」  
   
  ヘンリー「しっかし、堪えるぜ、こいつは。ここいらの敵、こんなに強かったのか? お前はこいつらと戦ったこと」  
   
  主人公「……」  
   
  ヘンリー「……すまねえ。急ぐとするか」  
   
  ?「待ていッ!」  
 
  
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:00:37.80 ID:zJrQaaKn0 
  ヘンリー「なんだあ?」  
   
  主人公「スライムナイトだね。それも二体」  
   
  ヘンリー「よりにもよってか。勘弁して欲しいぜ」  
   
  スライムナイト1「我が同胞を傷付けたのは貴様らに相違ないな?」  
   
  スライムナイト2「あれ? 想像してたより随分と弱っちそうじゃん」  
   
  ヘンリー「なんだと。よし、見てな。オレのイオで……っと、大して効かないんだったな」  
   
  主人公「彼らを傷付けたことは謝ろう。でも、先に襲いかかって来たのは彼らの方だよ?」  
   
  スライムナイト2「人んちにそんな汚いナリで踏み入っといて、正当防衛を主張する気かい?」  
   
  ヘンリー「おいおい。ラインハットはいつからお前らの庭になったんだ?」  
   
  スライムナイト1「黙れッ!」  
   
  ヘンリー「是非もねぇや、こりゃ」  
   
  主人公「やるしかないみたいだね。早めに決めよう。何しろ、消耗が激しい」  
 
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:01:18.84 ID:zJrQaaKn0 
  スライムナイト1「我が名はピエール!」  
   
  スライムナイト2「その弟、アーサーだよー」  
   
  ヘンリー「……」  
   
  主人公「……」  
   
  ピエール「名乗れッ!」  
   
  アーサー「困るねー、こういう時は空気を読んでくれないと」  
   
  ヘンリー「……逃げたドレイ、えっと、リーヘン」  
   
  主人公「リ、リーヘンって……あ、同じく、主人公」  
   
  ピエール「リーヘン! 主人公! 同胞の名誉の為、その首、貰い受けるッッ!」  
   
  アーサー「弱そうではあるけど……ま、いいや。行くよー」  
 
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:02:29.84 ID:zJrQaaKn0 
  テレレレー  
   
  主人公「辛勝だね」  
   
  ヘンリー「程があるぜ。ったく、疲れてるっつうのに……」  
   
  アーサー「いてて。いやー、強いね、あんたら。俺ら、ここらじゃそれなりに強いはずなんだけどねー」  
   
  ピエール「……殺せ」  
   
  主人公「殺さない」  
   
  ピエール「何故だ!? 殺さぬ限り、我らは何度でも貴様らを……」  
   
  主人公「君たちが死ねば、悲しむ人が居るだろう。それくらい、戦っていれば分かるよ」  
   
  ヘンリー「らしいぜ。とっとと帰りな。何度来たってぶっとばしてやるから」  
   
  ピエール「そうやって……! 貴様らは騎士から死に場所すらもッ……」  
   
  アーサー「やめときなって、兄貴。助けてくれるっつーんだから、ここはさー」  
   
 
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:02:30.39 ID:xgIUMmFTO 
  以下電気グルーヴスレ  
 
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:03:20.98 ID:zJrQaaKn0 
  ピエール「貴様には騎士の誇りは無いのか!?」  
   
  アーサー「誇りじゃパンは食えないからねー。……時にあんたら、この先で何するつもりだい?」  
   
  ヘンリー「ちっとばかし、城に用があってな」  
   
  アーサー「へえ。命知らずなんだねえ」  
   
  主人公「どういう意味だい?」  
   
  アーサー「あそこの頭はね。重税を国民に課し、意志に沿わぬ者は何であろうと焼き尽くす暴君……って、専らの噂さ。兵は、精強にして残虐。そして多数。世界征服でもおっぱじめる気かなー?」  
   
  ヘンリー「嘘を吐くな! デールがそんなことを……」  
   
  アーサー「いいや、国王は太后の傀儡に過ぎない。ただの暗愚だよ、ありゃー。……デール、ねー。ふーん。随分と親しげに呼ぶじゃないか、"リーヘン"さん?」  
   
  ヘンリー「げっ! しま……! お、おい主人公! 行くぞ!」  
   
  主人公「ああ」  
   
  ピエール「ま、待て!」  
 
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:04:24.08 ID:zJrQaaKn0 
  主人公「まだ何か用かい? 再戦なら後にしてくれ。急いでる」  
   
  ピエール「……太后を討つつもりか」  
   
  主人公「どうにかしなきゃならないとは思ってる」  
   
  ピエール「悪政に苦しむ民の為か」  
   
  主人公「ああ」  
   
  ピエール「ふふふ……なんと不思議で、それでいて真っ直ぐな眼よ。貴方ならば、あるいは……」  
   
  アーサー「兄貴、まさか」  
   
  ピエール「ならば! ……恥を忍んでお頼み申す! どうか私を、太后討伐の軍に加えていただきたい!」  
   
  ヘンリー「はあ!?」  
   
  アーサー「ちょいちょい兄貴。正気かい?」  
 
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:05:02.48 ID:DE4eoE2YO 
  ピエール瀧に見えた  
 
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:05:18.68 ID:zJrQaaKn0 
  ピエール「如何様に思われても結構! だが、私も騎士のはしくれ! 異種族と言えど、悪政に苦しむ民草を見過ごすことなどできん!」  
   
  アーサー「あーあー。また始まったか。悪かったね、あんたら。こうなっちゃうと聞かないからさ。無視して行っちゃってくれ」  
   
  ヘンリー「そうさせてもらうぜ」  
   
  主人公「いいよ」  
   
  ヘンリー「おい!?」  
   
  主人公「討伐、なんてことはしないだろうけど、たぶん、争いは避けられない。そんな時、君はとても頼りになる」  
   
  ピエール「お、おお……」  
   
  アーサー「あちゃあ」  
   
  ヘンリー「……ま、確かにな。お前がそれでいいって言うなら、いいさ」  
 
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:05:52.40 ID:Y7HvovZj0 
  よろしい、続けろ  
 
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:06:13.11 ID:zJrQaaKn0 
  主人公「よろしくね、ピエール」  
   
  ピエール「太后までの道のり、私がこの剣で切り開いてみせよう!」  
   
  ヘンリー「お前はどうすんだ?」  
   
  アーサー「……兄貴は危なっかしいからねー。俺も行かなきゃならないでしょ、こりゃ」  
   
  ピエール「何だと!?」  
   
  主人公「心強いよ、アーサー」  
   
  アーサー「コンゴトモヨロシク、ってね」  
 
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:07:04.31 ID:zJrQaaKn0 
   かくして、スライムナイトのピエールとアーサーは、主人公一行の一員となった。  
   それから程なくして、一行はラインハットに到着。主人公とヘンリーを待っていたものは、見知った国の変わり果てた姿であった。  
   怒りに震える彼らは、城内に踏み入らんとするが、衛兵に阻まれ、適わなかった。  
   手詰まりにも思える状況に意気消沈する一行であったが、ヘンリーが地下道からの侵入を提案。  
   ヘンリーが城の構造にあまりにも詳しいことを訝しく思うピエール。その一方でアーサーは落ち着き払っていた。まるで、それが当然であるかのように。  
   そうして、一行は魔物はびこるラインハット城地下へと足を踏み入れたのであった。  
   
   
   
  主人公「ごめんッ」ザンッ!  
   
  ピエール「うりゃッ」ザシュッ!  
   
  アーサー「ほら、兄貴。ベホイミ! おっと、お前らにはこれさ。イオ!」ドドン!  
   
  ヘンリー「新入りに負けてたまるかっての! そらよ!」ビシシシ!  
 
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:07:09.94 ID:GrQuV0jaO 
  ピエール瀧「お~い!石野!卓球やろうぜ~」  
 
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:07:47.19 ID:wQwuO8KG0 
  ぼくはアムールちゃん!!!!1  
 
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:08:00.00 ID:zJrQaaKn0 
   主人公、ヘンリー、そしてスライムナイト兄弟が、次々と魔物を打ち破ってゆく。  
   個々の戦力だけでも十分に強力と言えるが、彼らが真価を発揮するのは連携を取った時。  
   主人公と共に先陣を駆けるピエールと、その補助に徹するアーサー。討ち漏らした数体は、ヘンリーが鎖の鞭で薙ぎ払う。  
   期せずして、それぞれの役割がはっきりと分かれた、バランスのよい編成となっていた。  
   
   
  ヘンリー「即興パーティにしちゃ、上出来じゃないか」  
   
  ピエール「我ら兄弟が揃えば、敵などおるまい」  
   
  アーサー「ま、兄弟揃った状態で負けちゃったんだけどねー」  
   
  主人公「これを見たら、運が良かったとしか言えないね。君たちが味方になってくれて、良かった」  
 
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:08:59.29 ID:zJrQaaKn0 
  ピエール「いいえ。貴方の卓越した武。そして、優れた指揮。私たちの敗北は必然だった」  
   
  アーサー「そういうこと。用兵の才能あるよー、あんた。怖いくらいだ」  
   
  主人公「そんなことはないさ。皆が頑張ってくれたからだよ」  
   
  ヘンリー「オレの評価はどうなんだい?」  
   
  ピエール「補助としての役目は果たしている。リーヘン殿が後ろに控えていれば、我らの勝利はより盤石となろう」  
   
  ヘンリー「それだけ?」  
   
  ピエール「そうだ」  
   
  ヘンリー「主人公みたいな才能とかは?」  
   
  ピエール「補助をするにも、才は必要だ」  
   
  ヘンリー「地味だぜ……」  
 
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:09:40.68 ID:zJrQaaKn0 
  アーサー「ドンマイドンマイ! リーヘン君! ジミーズ同士、仲良くやろうじゃん!」  
   
  ヘンリー「サンキュ……」  
   
  アーサー「政の才能だって、あるかも知れないしねー。ね、王子様」ヒソヒソ  
   
  ヘンリー「!?」  
   
  アーサー「ありゃ、図星か。偽名にしたって、もう少し捻るべきだったと思うよー?」ヒソヒソ  
   
  ヘンリー「……このことは」ヒソヒソ  
   
  アーサー「分かってるよー。わざわざ偽名使うってことは、まだバレたくないんでしょ?」ヒソヒソ  
   
  ヘンリー「重ね重ね、サンキュ。それと……」ヒソヒソ  
   
  アーサー「どうしたのさ?」  
   
  ヘンリー「……お前、良い匂いするな」  
   
  アーサー「せんせー! リーヘン君がホモでーす!」  
   
  ヘンリー「違うよ!?」  
   
  主人公「ヘ……リーヘン、君は」  
   
  ピエール「貴様、アーサーに何を……!」  
   
  ヘンリー「違うって! そんな眼で見ないでくれ! 主人公、尻を隠すな!」  
 
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:10:10.40 ID:DxSDHfac0 
          l ヽ、      /  \  
          |  \    /    ヽ、  
          |    \i /       r=-、  
       __ |     /       /  \  
      /    `ヽ                `ヽ  
    /                         ヽ  
   ∠__                        ヽ  
      /                         ヽ  
     /   /                        l  
     |   /|                         |  
     |  / /|   /| /ヽ /`ヽl//ヽ/l/ヽ/ヾヾ      |  
     l / l / .|  ./__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ} ,'⌒ヽ |  
       /⌒!|| /=彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !  
       ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |  
      | | /ヽ!        |            |ヽ i !  
      ヽ {  |           !           |ノ  /  
       ヽ  |        _   ,、            ! , ′  
        \ !      ,--'-゙ ‐ ゙---、     レ'-ー--、  
    r-ー-、.  `!    !´         `!     /   <´  
    |   」  ヽ   !  ィ------ヽ、  !   / |     ヽ  
    ゝ、/⌒ヽ,  |\  |/  ー ─‐  ヽノ   , ′!     |  
      \  ヽ、|  \             /   |     !  
        \-‐┤ ゙、 \           /  ! l  |`ーr─-  _  
   _ -‐ '"   / |  ゙、   ヽ ____  '´   '│  !  |     ゙''‐- 、,_  
   
 
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:10:38.80 ID:zJrQaaKn0 
   やがて一行の眼前に現れたのは、牢獄。その冷たい鉄格子を通して見えた者は――城内で悪政を布いていた筈の太后であった。  
   国王を操っている太后は、偽者。太后が告げた事実は、一行に衝撃を与えた。  
   地下道を抜け、城内に辿り着いた一行は、ヘンリーの弟にして国王……デールと見えた。  
   デールに正体を明かすヘンリー。面食らうピエール。  
   デールとの対話により導き出された結論は、偽太后の正体を暴く手段が必要だというものであった。  
   一行は城内を探索、真実を映す鏡『ラーの鏡』の情報を得た。  
   『ラーの鏡』の在処は、神の塔。そして、そこに入るには穢れなき乙女の祈りが不可欠。  
   主人公、ヘンリーと共に神殿から逃れた修道女――マリアの助力を得て、彼らはラーの鏡を入手した。  
   その後ラインハット城へと舞い戻った一行を待っていたのは、二人の太后。その姿形は、全く同じ。実子であるデールにすら、見分けがつかない。  
   一方の太后に向けて、先に手に入れたラーの鏡をかざすヘンリー。すると……そこには、世にもおぞましい魔物の姿があった。  
   
   
  偽太后「そ、その鏡は! ええい、正体がバレては仕方がない!」  
   
  ヘンリー「オレたちの国をめちゃくちゃにしてくれたんだ。相応の礼はさせてもらうぜ」  
   
  偽太后「こうなったら皆殺しにしてくれるわっ!」  
 
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:10:39.63 ID:zQ9222KtO 
  ポルナレフなのかFHDなのかブレイカーズなのかDQ5なのか迷った  
 
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:10:49.42 ID:gU87IpogP 
  電気スレだとおもったのに  
 
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:11:37.90 ID:zJrQaaKn0 
   ごおおお。  
   言うなり、偽太后の横に大きく裂けた口から燃え盛る炎が湧き出る。  
   激しくうねる炎の奔流は、人間が受ければただではすまない。人間が受ければ、の話ではあるが。  
   
  ピエール「ぬるいッ」  
   
   スライムナイトという種族全体の特性として、火炎に強い耐性を持つ、というものがある。  
   ピエールはその特性を如何なく発揮し、最前列に躍り出ることで、全体の盾となった。  
   
  偽太后「スライムナイト如きが、生意気なっ! ならば、この手で直接叩き刻み、腐土と帰すまでよ!」  
   
  アーサー「そう上手くはいかないのが世の常、ってね。べホイミ!」  
   
  ヘンリー「卑怯とは言うまいね! マヌーサ!」  
   
  偽太后「ぐっ……おのれ、おのれええええええ!!」  
   
  ヘンリー「悔しがるのはいいけどさ、なんか忘れてんじゃないか?」  
   
  アーサー「ま、もう手遅れだけどねー」  
   
  偽太后「な、何をっ……!!」  
   
   偽太后が、幻影の合間に見たものは。  
   己の背後で剣を大上段に構える、主人公の姿であった。  
 
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:12:30.24 ID:zJrQaaKn0 
  偽太后「愚かな人間どもよ……。オレ様の思うがままになっていれば、この国の王は世界の王になっていたものを……」  
   
  アーサー「あはは。鏡ならあるから、自分の無様な姿を見てから言ってみたらいいんじゃないかな」  
   
  ピエール「最期だ。苦しみの内に果てた民に詫びて、逝け」  
   
  ヘンリー「……いいや、オレにやらせてくれ」  
   
  ピエール「……そうだな。貴方にはその権利がある」  
   
  ザンッ  
   
   
   
   太后は偽者だった。この知らせは瞬く間に国中に広がり、主人公一行は英雄として厚いもてなしを受けることとなった。  
   絢爛豪華な酒宴を開き、国の再出発を喜び合う人々。  
 
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:14:03.54 ID:zJrQaaKn0 
  主人公「君たちは、呑まないのかい?」  
   
  ピエール「騎士たるもの、如何なる時も敵襲に備えねばなるまい」  
   
  アーサー「弱いんだわ、俺ら」  
   
  ピエール「おい!?」  
   
  主人公「あはは。それはそうと、君たちに言わなきゃならないことがあったね。ありがとう。君たちが居なければ、たぶん勝てなかった」  
   
  ピエール「礼を言わねばならぬのは、こちらだ」  
   
  主人公「そんなことはないよ。本当に助かった」  
   
  アーサー「あんた、これからどうするつもりだい? 国を救った英雄なんだ。このままラインハットに留まれば、勝ち組決定だけど」  
   
  主人公「そういう訳にも行かないんだ。僕には、やらなきゃならないことがある」  
 
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:14:58.20 ID:zJrQaaKn0 
   主人公の旅の目的。それは、父の志を受け継ぐことであった。  
   即ち、伝説の勇者を探し出し、魔界へと渡り、母を助け出すこと。  
   主人公は、これまでのいきさつと共に、旅の目的を二人に聞かせた。  
   
   
   
  アーサー「なかなかにヘヴィな人生送ってきたんだねー、あんたも」  
   
  ピエール「う、く……」  
   
  アーサー「ちょ、兄貴? ……あーあ、泣いちゃったよ」  
   
  主人公「君たちの目的は果たされた訳だけど、これからどうするんだい?」  
   
  アーサー「戻ろうにも、ねー。ま、そこは兄貴に任せるよ」  
 
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:16:32.77 ID:jMseuX3bO 
  もし……ピエールとアーサーが姉妹だったら……  
 
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:21:15.35 ID:zJrQaaKn0 
  ピエール「……主人公殿」  
   
  主人公「どうしたんだい? そんなに改まって」  
   
  ピエール「これからも我が刃、振るっては頂けないだろうか」  
   
  アーサー「あらら、やっぱりか。一応言っとくと、それは同族を裏切るってことだけど」  
   
  ピエール「構わぬ。ようやくこの剣を預けるに足る方に巡り合えたのだから。……それに」  
   
  主人公「?」  
   
  ピエール「……敗北した騎士に、居場所などない」  
   
  アーサー「……らしいけど、どうよ?」  
   
  主人公「気持ちは嬉しいけど……本当にいいのかい?」  
   
  ピエール「二言はございませぬ」  
   
  主人公「それじゃ、改めてよろしくね、ピエール! ……あとは」  
   
  アーサー「……俺も着いてくに決まってるっしょ? 兄貴を一人にしとけないしー」  
   
  主人公「ありがとう、アーサー」  
 
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:22:56.69 ID:zJrQaaKn0 
  書き貯めここまで  
  遅くなるかも知れないが、とりあえずエロまでは書きたい  
 
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:24:51.20 ID:CqGtODP20 
  エロだと…?  
 
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:28:32.11 ID:NKqyAAjz0 
    ( ゚д゚ ) ガタッ  
    .r   ヾ  
  __|_| / ̄ ̄ ̄/_  
    \/    /  
 
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:30:44.06 ID:e2G1pX460 
  そして始まるホモ要素の強いスライムプレイ  
 
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:31:05.15 ID:Wdiu48b9O 
  飛行機の中で山本ピエールだかなんだか言うコピペ思い出した。山本だったかどうか忘れたけど。  
 
33 名前: 忍法帖【Lv=8,xxxP】 [] 投稿日:2011/03/29(火) 00:31:37.64 ID:Is66CseP0 
  やはり女騎士か  
  わっふるわっふる  
 
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:38:32.05 ID:zJrQaaKn0 
   そして、夜が明けた。  
   国王補佐の任に就いたヘンリーを残し、一行はラインハットを発った。  
   城を出るや否や、襲い来る魔物。戦闘に次ぐ戦闘。苛烈な攻撃は、裏切り者を生かしておかぬという意志の表れか。  
   ここで早くも一行は、ヘンリーの抜けた穴の大きさを実感することとなる。  
   しかし、それよりも何よりも。主力であるピエールの迷いが、一行の戦力を鈍らせた。  
   
  アーサー「兄貴!」  
   
  敵スライムナイト「ぬん!」  
   
  ピエール「あ……」  
   
  アーサー「く……あぐっ!」ザンッ!  
 
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:40:23.99 ID:udsapzwN0 
  いきなりエロかと思った  
 
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:42:42.95 ID:CqGtODP20 
  エンプーサが準備運動を始めたようです  
 
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:44:20.33 ID:zJrQaaKn0 
  主人公「こっちは手を離せそうもない! すまないがそちらで何とかしてくれないか!?」  
   
  ピエール「ア、アーサー!」  
   
  アーサー「ベホイミ! ……戦えよ! もうこいつらは敵なんだ! そう決めたのは兄貴だろう!?」  
   
  ピエール「しかしッ!」  
   
  敵スライムナイト「涙ぐましいものよな。いつでも貴様はそうやって、そやつの為に尽くしてきたというのに」  
   
  アーサー「たった一人の兄貴なもんでねッ……!」  
   
  敵スライムナイト「今からでも遅くはない。貴様だけでも、戻って来い。さすれば、悪いようにはせん」  
   
  ピエール「くッ!」  
   
  敵スライムナイト「愚かな……ふふ、"兄"など捨て置けば良い。また、我らと楽しもうではないか。なぁ、アーサーよ」  
   
  アーサー「できると思うかい……?」  
   
  敵スライムナイト「惜しい、な。できれば傷はつけたくなかったのだが……なぁに、手足の一本や二本……」  
   
  主人公「はッ!」  
   
  ザシュッ!  
   
  敵スライムナイト「ぐッ」ドサ  
 
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:52:19.47 ID:+JVptk9QO 
  ピエールとゴレムスは仲間にするかしないかでガチで難易度変わる  
 
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:55:42.86 ID:zJrQaaKn0 
  主人公「大丈夫かい? 遅れてすまない」  
   
  ピエール「面目、ない……」  
   
  アーサー「いやー、とんでもない。こっちこそ悪いね。不器用な兄なもんでさ。俺みたいにうまく立ち回るのはちょっとね」  
   
  主人公「無理もないさ。……ここは、急いで抜けよう」  
   
  アーサー「そうするかねー」  
   
   
   
   魔物の襲撃は、止まらない。倒せども倒せども、次々と現れるスライムナイト。  
   命からがらそれらを退け、ようやく関所に辿り着いた時には、もう月が顔を出していた。  
   満身創痍の状態で旅を続けるのは危険と判断した一行は、関所で宿を借りることとなった。  
 
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 00:58:17.87 ID:CcJbkaGHQ 
  青年期のサンタローズでメタルスライムを仲間にした奇跡を思いだした支援  
 
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 01:07:34.01 ID:Kr9SK4w/O 
  ほ  
 
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 01:11:35.58 ID:zJrQaaKn0 
   主人公は、川のほとりに腰を下ろし、度重なる戦闘で溜まった汚れを落としていた。  
   関所の周囲には結界が張ってあるため、襲撃の心配はない。安心して、疲れを洗い流すことができた。  
   
   ピエールとアーサーは、関所に用意された寝室で休憩を取っている。  
     
   
  主人公「身体は後で洗う、なんて言っていたけど、あんな甲冑を着たまんまなのに気持ち悪くないのかな」  
   
   
   疑問に思う主人公であったが、魔物と人間は身体の構造が違うのだろう、と思い直し、顔にぱしゃりと水をかける。  
   数分の後、関所に戻った主人公。そこには、甲冑を着けたまま眠る兄弟の姿があった。  
   
   
  主人公「疲れてるんだろうな。……そりゃそうか」  
   
   
   一抹の罪悪感を抱きつつも、床に着いた主人公。  
 
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 01:24:02.56 ID:zJrQaaKn0 
   耐え難い尿意を催した主人公は、目を覚ます。  
   
  主人公「ん……?」  
   
   一頻り寝室を見回し、違和を感じる主人公であったが、その理由は間もなく分かった。  
   すぐ隣のベッドで眠っていた筈の、兄弟の姿がなかったのだ。  
   
  主人公「水浴び、かな」  
   
   さして深く考えることもなく、主人公は寝室を出た。  
   
  主人公「ふぅ」  
   
   関所の近くで用便を足した主人公は、ふと川を見渡す。  
   悠々と流れる、大きな川だ。その水は暗闇に包まれてなお、透明に澄んでいることが分かる。  
   
  主人公「……?」  
   
   主人公の視界の隅で、何かが蠢いている。  
   遠くであるため確実ではないが、それは二つの人影であるように見えた。  
   
  主人公「ピエールとアーサーかな」  
   
   一声掛けようと、主人公は歩みを進める。  
 
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 01:24:09.17 ID:CcJbkaGHQ 
  ほしゅがあらわれた!  
  コマンド?  
 
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 01:35:53.62 ID:zJrQaaKn0 
   ある地点で、主人公はぴたり、と足を止めた。  
   人影の全容が明らかとなり、その正体が主人公の予想を大きく超えたものであったからだ。  
   
   少女。  
   二人の、少女。  
   
   彼女らは、川の水を身体に浴び、キラキラと輝いていた。  
   まるで絵画から抜け出たような美しさに、一瞬我を忘れて見惚れる主人公であったが、頭をぶんぶんと振って意識を取り戻す。  
   
   結界があるとは言え、女の子たちがこんな夜更けに出歩いているなんて、危ない。  
   
   そう思った主人公は、関所まで彼女たちを送るべく、再び歩み寄った。  
 
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 01:44:05.66 ID:gTh5s9vB0 
  わっふるわっふる  
 
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 01:47:43.42 ID:PoZMwsX3O 
  わっふるわっふる  
 
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 01:48:46.18 ID:wcwQZ/7X0 
  スライムナイト2体仲間にいたら後半までずっと使えるよな  
 
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 02:01:51.18 ID:zJrQaaKn0 
  主人公「君たち!」  
   
   
   少女たちから5メートル程離れた所で、主人公は呼びかける。  
   その声に気づいた彼女らは、主人公に顔を向ける。  
   
   遠目に見ても美しかった少女たちだが、寄って見るとより一層輝いて見えた。  
     
   一方は、短めに切り揃えられた緑髪の少女。無造作、という言葉を思い起こさせるが、その純粋さがより少女の可憐さを引き立てていた。  
   頬に張り付いた一房の髪から水滴を零しながら、青い眼を驚愕に見開いている。  
   尖った耳がぷるぷると震えていた。  
   その未発達な身体も相俟って、まさに天使と言うに相応しい。  
   
   
   もう一方の少女は、先の少女とはまた違った魅力に満ち満ちていた。  
   癖が目立つ、白銀の髪。こちらもまた、短めだ。それが日頃から丁寧に整えられていることは、そういったものに疎い主人公にも分かった。  
   赤い眼を細めて苦い表情を浮かべるも、それすら美しさを損なうことはない。どんな表情を作ったとしても、美しい画に成り得るだろう。  
   何よりも違うのが、その豊満な肢体。どこか悪魔じみた妖しい魔性を、感じずにはいられない。  
   
   
   しげしげと眺めていた主人公は、慌てて視線を下ろす。すると、そこには。  
   
   脱ぎ棄てられた、二対の甲冑があった。  
 
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 02:10:20.66 ID:lVis7b06O 
  ピエール=スライムナイト  
  って刷り込んだドラクエ5はスゲェよな  
 
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 02:18:27.87 ID:zJrQaaKn0 
  主人公「こ、れは」  
   
  ??「……あーあ、バレちゃったか。ま、そういうこったねー」  
   
   
   言葉を失う主人公にまず声を掛けたのが、銀髪の少女。  
   先ほどの表情から打って変わり、からからと笑う。  
   
   
  ??「騙すつもりはなかったんだよー? 言い訳に聞こえるかも知れないけどさー。折を見て明かすつもりだったんだ」  
   
  主人公「その声、アーサー……なのか?」  
   
  アーサー「うんうん。失敗したなー。主さん、お疲れみたいだからさー。ドロヌーバみたいにぐっすりだと思ったのにー」  
   
  主人公「……えっと、じゃあ」  
   
   
   主人公は、傍らで俯く緑髪の少女を見る。  
   
   
  ?「……」  
   
  アーサー「そゆこと。兄貴改め、ねーさんだねー」  
   
  主人公「どうして」  
   
  ピエール「私、は……」  
 
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 02:37:24.25 ID:zJrQaaKn0 
  主人公「……とりあえず、服を着てくれないか。何というか、目に毒だ。いや、毒ではないんだけれど」  
   
  ピエール「!!」  
   
  アーサー「おーおー。我らが主さまは初心でいらっしゃる」  
   
   
   幼さを残すピエールの顔が、赤一色に染まった。  
   びしりと硬直したピエールを、アーサーが笑みながら促す。姉よりも一回り大きな身体で背を覆いながら、ピエールの甲冑を手渡した。  
   主人公には、その光景が姉を守らんとする妹の姿に見えた。  
   
   
  アーサー「いやー。お待たせお待たせ。これ、着るのも外すのもめんどいのよ」  
   
  主人公「いや、構わないよ」  
   
  アーサー「ま、もうずーっと鉄仮面着けてる必要がないのは救いだねー。蒸れるのなんの」  
   
  主人公「……すまない」  
   
  アーサー「ん? どーして主さんが謝るのさ。ま、帰ろうか。夜は冷えるよ。うう、さぶいさぶい」  
 
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 02:37:58.21 ID:+JVptk9QO 
  ほっしゅ  
 
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 02:41:28.88 ID:MAjXtWlRO 
  超期待  
 
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 02:54:27.00 ID:zJrQaaKn0 
   道すがら、主人公はアーサーに尋ねる。  
   
   
  主人公「どうして性別を偽っていたんだい?」  
   
  アーサー「騎士ってのはめんどくさいもんでさー。女ってだけで不利なのよ」  
   
  主人公「そうなんだ」  
   
  アーサー「そういうワケで、じゃあ男になっちゃえばいーじゃん! って思ってさー」  
   
  主人公「あはは! なるほどねー」  
   
   
   笑いながら、主人公はアーサーの隣で顔を伏せるピエールを見る。  
 
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 02:54:50.96 ID:CcJbkaGHQ 
  エミリーの覆面の下は女性みたいな話か  
 
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 03:00:08.67 ID:2VpZgMOiO 
  無双チョウリョウみたいなピエールだと思ったのに  
  主人公がリュウビで脳内変換されてたのに  
 
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 03:02:09.67 ID:eQZiyg2tO 
  タイムリーなスレだ  
  さっきスライム仲間にした  
 
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 03:03:13.05 ID:k8Rm8/YpO 
  ピェwwwピェールwwww  
 
60 名前:おなかいたい[] 投稿日:2011/03/29(火) 03:03:22.92 ID:zJrQaaKn0 
  主人公「ピエール」  
   
  ピエール「……」  
   
  主人公「さっきは、ごめんね」  
   
  ピエール「……」  
   
   
   ピエールの瞳に、じわり、と涙が浮かぶ。  
   千切らんばかりに、下唇を強く噛みながら。  
   
   
  主人公「ピ、ピエール」  
   
  アーサー「悪いけどさ、今は放っといてやってくれないかな」  
 
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 03:14:22.68 ID:gTh5s9vB0 
  支援。  
 
62 名前:おなかいたい[] 投稿日:2011/03/29(火) 03:22:31.45 ID:zJrQaaKn0 
   結局、関所に至っても、ピエールは一度も口を開かなかった。  
   
   
  主人公「それじゃ、僕は別の部屋で寝るよ。幸い、空き部屋がもう一つあるみたいだし」  
   
  アーサー「そんなに気遣わんでもいいのにー」  
   
  主人公「そういう訳にはいかないさ。それじゃ、おやすみ。……ピエール、本当にすまない」  
   
  ピエール「……」  
   
   
   もう一つあった部屋は、先ほどまで過ごしていた部屋と比べると、随分と質素なものであった。  
   質素なベッドが一つある以外は、古びた机が放ってあるだけ。恐らく、二人が寝ている部屋は来客用なのだろう。  
   それでも、主人公には有難い。奴隷時代からすれば、天国にも思える。  
 
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 03:35:05.14 ID:zJrQaaKn0 
  主人公「はあ」  
   
   
   用意していた水差しを机に置き、主人公が横たわると、ぎしり、と悲鳴をあげるベッド。だが、寝心地は存外悪くないものだ。  
   しかし、問題は主人公自身にあった。  
   
   
  主人公「むぅ」  
   
   
   眠れないのだ。  
   疲れが完全に抜けたとは言い難いが、目を瞑れば、少女二人の美しい裸体が浮かび上がる。  
   主人公とて、男である。旅を続ければ、溜まるものもあった。  
 
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 03:37:53.58 ID:zJrQaaKn0 
  主人公「あはは……」  
   
   
   衣服の上から強烈に自己主張するそれを見て、主人公は苦笑する。  
   幸い、ちり紙はある。と、なれば。  
   
   ごそり。  
   
   腹より下を覆う衣服を解き、そそり立ったそれを露出する。  
   久々の機会に、嬉しそうに屹立したものを、右手で弄び始めた。  
   
   ごしごし。ごしごし。  
   
   十分ほどそれを続け、もうすぐ終わりを迎えようという、まさにその時。  
   ぎぎぎ、と耳触りな音をたて、ドアが開いた。  
 
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 03:39:47.37 ID:CcJbkaGHQ 
  ゲマ光臨  
 
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 03:41:35.78 ID:zJrQaaKn0 
  >>65  
  笑っちゃったじゃないか  
 
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 03:40:09.51 ID:8i3IwOR1O 
  5主人公の不幸っぷりは上条さんが泣いて土下座するレベル  
 
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 03:44:10.83 ID:ik7/IiRLO 
  ピエール「1コーナー2コーナーのみなさーん!アーユーレディ?」  
 
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 03:48:09.82 ID:zJrQaaKn0 
  主人公「!?」  
   
   
   脱ぎ捨てた衣服で、慌ててそれを覆い隠した主人公。その上で、布団を被る。  
   
   
  アーサー「……起きてるかーい?」  
   
   
   現れたのは、アーサー。  
   小さな声で言いながら、主人公に近寄る。  
   
   
  主人公「う、うぅん……アーサーかい?」  
   
   
   努めて眠たげな声色を使い、主人公は訪ねた。  
   その心中は、穏やかではない。軽いパニックに陥りながら、早く帰ってくれることを祈るばかりであった。  
 
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 03:52:52.97 ID:8i3IwOR1O 
  誰か俺の股間にバイキルトかけただろ  
 
71 名前: 忍法帖【Lv=8,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/03/29(火) 03:56:35.49 ID:ORvOYfHU0 
  >>70  
  魔法使いにバイキルトかけても意味無いだろうが  
 
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 03:58:54.50 ID:jMseuX3bO 
  ちなみに俺は賢者ですが。  
 
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 04:01:46.57 ID:+JVptk9QO 
  今後二度とないようにくろいきりかけてやったから安心しろ  
 
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 04:03:18.08 ID:zJrQaaKn0 
  アーサー「おっと、お休みだったかー。悪いことしたねー……って、ん?」  
   
   
   すんすん、と鼻を鳴らし始めるアーサー。  
   主人公はと言えば、まさに背筋が凍る思いであった。硬度を保っていた愚息も、しゅんとうなだれるほどに。  
   
   
  アーサー「……なるほどねー。ほんとにおジャマだったワケかー」  
   
  主人公「な、何を言っているか分からないな」  
   
  アーサー「ま、あたしとしては有難い限りだねー。丁度よかったよかった!」  
   
   
   舌なめずりしながら更に近づくアーサーに、主人公は身を竦めた。  
   やがてアーサーはベッドに身体を預け、主人公に馬乗りになる形で顔を突き出す。  
   アーサーは薄着であった。自然と、豊かな双丘が垣間見える。  
   主人公の眼はそこに釘付けになった。ごくり、と生唾を呑み込む。  
 
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 04:04:37.24 ID:gPk9L58s0 
  神の塔のさまよう鎧を仲間にしようと頑張るうちにスライムナイトが二匹仲間になったこと思い出した  
 
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 04:05:11.82 ID:wcwQZ/7X0 
  ビアンカと結婚した後ビアンカの元宿屋に行ってセックスイベントの時右下隅にピエールいたの思い出したわwww  
 
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 04:13:30.71 ID:zJrQaaKn0 
  アーサー「んっふっふー。見えるー?」  
   
  主人公「う、うう」  
   
  アーサー「もっと見てもいいんだよー?」  
   
   
   ずずい、と、更に顔を近づけるアーサー。鼻と鼻がぶつかる寸前の距離。  
   例えようのない甘い香りが、主人公の脳髄を溶かす。即ち、女の匂い。  
   
   
  アーサー「どうか、お気安く、ご主人様……ってねー。んむっ」  
   
   
   主人公の唇に、柔らかいものが触れた。至近に見えるは、ルビーのように輝くアーサーの瞳。  
   それが愉しげに細められた時、主人公の脳がようやく解答を導き出す。これは、接吻であると。  
 
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 04:25:00.36 ID:zJrQaaKn0 
   不意に、口内に生温かいものが侵入する。アーサーの舌だ。  
   つん、と主人公の舌の先端を突いたかと思えば、好き勝手に口内を蹂躙していく。  
   歯。歯茎。上顎。  
   およそ届き得るありとあらゆる場所を舐め回し、その度にちゅくちゅくと水音が響いた。  
   
   
  アーサー「ん、んふ……ん」  
   
   
   アーサーの口から鼻に抜ける甘い声が、主人公の口腔を駆け回った。  
   一度は萎えた男根も、硬度を取り戻し始める。  
 
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 04:31:29.48 ID:2VpZgMOiO 
  え、予想以上なんだけど  
  夕方抜いたのに勃ってきた  
 
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 04:42:33.71 ID:zJrQaaKn0 
   そうして、アーサーは口を離した。二人の唾液が混合したものが、心惜しげに糸を引く。  
   
   
  アーサー「ほんっと、初心だねー。カワイイカワイイ」  
   
   
   主人公の顔をかき抱いて、胸に顔面を埋もれさせるアーサー。  
   アーサーの香りと柔らかさが、主人公を包み込む。  
 
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 04:43:48.11 ID:zJrQaaKn0 
   そしてそのまま、主人公の右耳を舐める。いや、舐めるというよりはむしゃぶる、と言ったほうが適切かもしれない。  
   それほどの勢いで、溝も穴も、余す所なく舐め尽されている。  
   
   やがて、アーサーは主人公の頭を離し、そのまま首筋へと標的を移す。  
   広範囲を舐め上げたかと思えば、ちゅう、と口を窄めて吸い上げる。電流のように、主人公の背を快感が走った。  
   
   
  主人公「う、あ」  
   
  アーサー「ふーん。首、弱いんだー。じゃ、これはどーよ?」  
 
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 04:47:30.92 ID:qfAsckMS0 
  ねぇちゅんは?ちゅんはいつ出てくるの?  
 
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 04:56:20.06 ID:zJrQaaKn0 
   再び、主人公の首筋を味わうアーサー。これまでと違う点は。  
   
   
  主人公「うぐ、あっ」  
   
   
   左手で、主人公の性器を弄んでいる所だ。  
   アーサーの手は、普段は剣を握っているとは思えぬ程にしなやかで、そして滑らかであった。  
   茎をしごきあげ、くびれに絡み付くように指を回す。手慣れているのが見て取れる。  
   それでいて、絶妙。そして残酷。絶頂する一歩手前の刺激を保っていた。  
   
   
  アーサー「きもちー?」  
   
  主人公「うあ……」  
   
  アーサー「喋れないくらいかー。そんじゃ、これからどうなっちゃうんだろーねー」  
   
   
   アーサーの唇が、緩やかに移動を始める。  
   首筋から、乳首へ。乳首から臍へ。その間も、左手で絶えず性器を愛撫している。  
   そして。とうとう、そこに辿り着いた。  
 
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 05:02:11.24 ID:zJrQaaKn0 
  アーサー「うっわー、だらだら」  
   
   
   滝のように先走りを零す男根に、感嘆の声をあげるアーサー。  
   つん、と突かれるたび、びくびくと胎動するグロテスクな肉塊。  
   
   
  主人公「はあ、はあ」  
   
  アーサー「それじゃ、メインディッシュだねー。たーべちゃーうぞー」  
   
   
   ぱくり。  
   
   
  主人公「うああああ……!」  
 
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 05:06:12.60 ID:EKF9lztX0 
  ④  
 
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 05:08:53.50 ID:cmPQNlx6O 
  おうんっ  
 
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 05:17:55.76 ID:zJrQaaKn0 
   艶やかな唇が、醜い男根を呑み込んでいく。  
   手始めに、先端から滾々と湧く先走りを、残さず啜り取るアーサー。  
   
   
  アーサー「おひんひんひょっぱーい」  
   
   
   抗議するように主人公を見上げる。ちろりちろりと、蛇が舐めるように鈴口に割って入りながら。  
   薄い衣服をたくし上げ、白く大きな乳房を露わにする。視覚的興奮を誘っているのだろう。  
   
   直後、アーサーは本格的に抽挿を始める。  
   
   くぽ。くぽ。くぽ。くぽ。  
   
   空気が抜けるような音と共にアーサーが頭を上下すると、それに伴って乳房が揺れた。  
 
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 05:28:18.25 ID:zJrQaaKn0 
   唇で茎をきつく締め上げながら、艶めかしく動く舌で、くびれより上の部分を責めたてる。  
   
   
  アーサー「んっ。んっ。んっ。んふ……」  
   
  主人公「ア、アーサー」  
   
  アーサー「んふー?……んふふー。ちゅうううう」  
   
   
   上ずった声で名を呼ぶ主人公に、全てを察した様子で、アーサーは更に動きを速める。  
   
   じゅぽじゅぽじゅぽじゅぽ!  
   
   根元から先端まで、余りに激しく動くものだから、根元の部分には白く泡立った唾液が溜まってしまっている。  
 
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 05:39:21.89 ID:zJrQaaKn0 
  主人公「も、もう」  
   
  アーサー「んん! んん!」  
   
   
   苦しげに呻く主人公に、アーサーは頷いてみせた。いいよ、と。  
   
   ちゅううううううううううううう!!  
   
   これまでで最も強い吸引。男根がもげてしまうのではないかと心配になるほど。  
   
   
  主人公「あ、ああッ!!」  
 
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 05:40:17.61 ID:zJrQaaKn0 
   どくん。どくん。  
   性器が蠢くその度に、白濁の汚泥がアーサーの口内に注ぎ込まれる。  
   
   
  アーサー「んんんんん……」  
   
   
   緩やかに運動を続けながら、頭上の主人公に切なげな表情を見せるアーサー。  
   ちゅる、ぐちゅぐちゅ、と吸い上げて、射精の手助けをする。口内一杯に精液を溜めて。  
     
   射精が一段落ついたところで、またもや頭を激しく振りたくる。  
   尿道に一滴の精液すらも残さないとばかりに。  
   
 
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 05:47:20.62 ID:80cSHyuJ0 
  っ④  
 
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 05:51:19.53 ID:zJrQaaKn0 
   ちゅぽん。  
   アーサーが口を離した後には、僅かな精液も残さず、まっさらになった男性器があった。事前よりも綺麗になったくらいだ。  
   
   ちょん。  
   息も絶え絶え、といった風情で肩を上下させる主人公の肩に、アーサーが触れた。見れば。  
   
   
  アーサー「え゛あ……」  
   
   
   口を大きく開け、口内を満たす白濁を見せつけるアーサーの姿があった。  
   そのまま舌で精液の塊を転がし、くちゅくちゅと味わってみせる。  
   
   しばらくそうした後、アーサーはようやく精液を嚥下した。  
 
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 05:57:07.81 ID:bBLBOWofO 
  続けてくれたまえ  
 
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 06:00:56.71 ID:KaHsEV2W0 
  ぶっ続けだが大丈夫か?  
 
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 06:01:23.82 ID:80cSHyuJ0 
  大丈夫だ、問題ない  
 
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 06:10:48.29 ID:zJrQaaKn0 
  アーサー「んっく。ぷはー。ごっちそうさまー。つーかさ、溜めすぎっしょ。濃いし、多いし。ガマンは身体に悪いんだぞー!」  
   
  主人公「ご、ごごごめん」  
   
  アーサー「ま、よろしい。キライじゃないよ、そーゆーの。っと、水、水」ごくごく  
   
  主人公「すまない! 本当にすまない!」  
   
  アーサー「なんでそんなにテンパってるのさ」  
   
  主人公「だって、僕は君にとんでもないことを……」  
   
  アーサー「えー? 勝手に始めたのはあたしの方だよー?」  
   
  主人公「でも、すまない!」  
   
  アーサー「あらー、とんだヘタレだったか。……でも、うん」  
   
  主人公「え?」  
   
  アーサー「んーん、こっちの話だよ」  
 
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 06:12:14.09 ID:ztr4XKju0 
  ピエール瀧じゃないのか  
 
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 06:13:39.44 ID:zJrQaaKn0 
   言い終わると同時、アーサーは立ち上がる。そして、主人公にびしりと人差し指を突き付け、言った。  
   
   
  アーサー「つーわけで、これから毎日あたしが抜いちゃうんで、よろしくー!」  
   
  主人公「……いや、良くないよ。こういうのはちゃんと好き合った者同士が」  
   
  アーサー「主さんが何と言おうと、これは決定事項なワケでして」  
   
   
   抗議する主人公を放って、出口に向かって歩むアーサー。  
   去り際に振り返って、言う。  
   
   
  アーサー「だから、さ。ねーさんには、手を出さないで。それと、できれば優しくしてあげて欲しいな。……おやすみー!」  
   
  主人公「それはどういう」  
   
   
   ばたん。主人公の疑問を断ち切るように、扉が閉められた。いや、事実拒んでいたのだろう。  
   深入りは許さない。最後のアーサーは、その眼でそう言っていたように思えた。  
   主人公に残されたのは、初めて味わった快楽の余韻と、微かな胸の痛みのみであった。  
 
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 06:14:24.75 ID:zJrQaaKn0 
  おやすみー  
 
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 06:16:08.82 ID:KaHsEV2W0 
  乙乙  
 
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 06:21:48.09 ID:2VpZgMOiO 
  乙!抜けた!  
   
  アーサーが手慣れた様子なのは、やっぱそういう事なのか。鬱いな  
 
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 06:35:55.33 ID:8i3IwOR1O 
  5主人公は奴隷時代に掘られていてもおかしくないと思うんだ  
 
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 06:43:26.05 ID:2VpZgMOiO 
  >>102  
  そんなSSあったよね  
  5主がガッツみたいになってるやつ  
  序盤でぶん投げられたけど  
 
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 09:17:38.91 ID:vmzd6qsS0 
  >>103  
  あれ面白そうだったんだけどな  
 
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 07:48:34.23 ID:eNzgIxrg0 
  ほ  
 
105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 08:11:26.93 ID:Uv6eyABJ0 
  ブルーメタルスライムの話思い出した  
 
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 08:37:27.28 ID:MAjXtWlRO 
  ほし  
 
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 09:15:46.64 ID:eNzgIxrg0 
  ゅ  
 
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 09:46:20.04 ID:CcJbkaGHQ 
  まだ残っててくれてた  
  乙  
 
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 10:12:55.19 ID:i/e+Uz+20 
  これ続く?  
 
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 10:34:15.42 ID:CcJbkaGHQ 
  続くなら保守せざるを得ないんだが  
 
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 10:43:16.82 ID:2VpZgMOiO 
  続くだろ  
  >>1が起きれば  
 
113 名前: 忍法帖【Lv=7,xxxP】 [] 投稿日:2011/03/29(火) 10:43:45.33 ID:ZufAb0r80 
  瀧じゃないのか  
 
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 10:44:56.55 ID:qu+zmgHjO 
  ピエール中野  
 
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 10:52:44.98 ID:dmJe7NxD0 
                  _   _   _   _  
         +   +   | |   | | | |   | |  +     
                 | | Π| | | | Π| |     +  
       / ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄ ̄l +  
     / ̄ ̄ ̄ ̄ /三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i、 ̄ ̄ ̄ i、  
    / ̄ ̄ ̄ ̄ _/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄', ̄ ̄ ̄ ̄l  
  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄',三二二ニl   +  
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  
   
             古代都市ワクテカ (B.C.8000年頃)  
 
116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 11:11:29.11 ID:96ScM6VsO 
  あぶない  
 
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 11:12:13.62 ID:dmJe7NxD0 
  保守間隔の目安表  
  00:00-01:00 10分以内  
  01:00-02:00 20分以内  
  02:00-04:00 40分以内  
  04:00-09:00 80分以内  
  09:00-17:00 40分以内  
  17:00-19:00 20分以内  
  19:00-00:00 15分以内  
  上記の時間はあくまで目安  
 
143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 18:13:38.31 ID:RtZqE58z0 
  >>117  
  さいきんのヴぃpてこんなに早く落ちるの?  
  ちょっと前まではゴールデンタイムも30分余裕だったが  
 
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 18:18:35.84 ID:gTh5s9vB0 
  >>143  
  地震以降保持数下がったのかあっという間に落ちる  
  ひとときは5分で落ちるという昔並みの落ちやすさだった  
 
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 19:13:11.09 ID:RtZqE58z0 
  >>144  
  ありがとうとりあえず時間通りに  
 
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 11:35:24.36 ID:Vnwh/omz0 
  ほしゅでござる  
 
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 11:56:05.82 ID:CcJbkaGHQ 
  20分くらいで結構下まで行くから怖いのでござる  
 
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 12:18:19.05 ID:Vnwh/omz0 
  落としたくないでござる!  
  絶対に落としたくないでござる!  
 
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 12:36:47.01 ID:lfOZWFAa0 
  うす  
 
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 12:38:55.03 ID:Dxk86e/cO 
  ピエール瀧ときいて  
 
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 12:49:55.56 ID:W6PV4Sdh0 
  h  
 
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 13:02:50.23 ID:6/mkPZMlO 
  久々に支援しがいのあるスレ  
 
125 名前:以下、名無しにかわりましてZIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 13:11:27.81 ID:RF1Uh0o90 
  ふぅ、、、  
  これは良いスレだ  
 
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 13:37:21.94 ID:CcJbkaGHQ 
  ホイミ  
 
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 14:05:49.04 ID:CcJbkaGHQ 
  ベホイミ  
 
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 14:25:37.48 ID:cmPQNlx6O 
  ベホマ  
 
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 14:39:23.43 ID:W6PV4Sdh0 
  ザラキ  
 
130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 14:41:20.86 ID:Vnwh/omz0 
  ザラキかよっ  
 
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 15:06:53.70 ID:cmPQNlx6O 
  レベル3デス  
 
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 15:19:59.53 ID:wcwQZ/7X0 
  ニフラム!ニフラム!  
 
133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 15:36:33.62 ID:0Pl9NYA10 
  通りすがりの小学生から「ニフラム!ニフラム!」って言われたんだけどどういう意味?  
 
134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 15:50:22.64 ID:CcJbkaGHQ 
  >>133  
  ニフラムはドラクエで敵を消し去る呪文です。  
  ようするに「消えろ」って事です。  
 
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 16:27:32.80 ID:VEIzv3840 
  >>133  
  トロル乙  
 
159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 21:09:29.57 ID:eLEmwHhA0 
  >>133  
  しかも経験値が入らないので、「貴様の経験値すらいらねー」と言う事です。  
  なんで>>1はそんなに嫌われてるんだ。  
 
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 21:11:08.91 ID:Vnwh/omz0 
  >>133  
  さらに自分より下のレベルの敵にしか効かないので下に見られてるということです  
 
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 22:00:59.03 ID:0ubI/BxR0 
  >>133  
  しかもニフラムはアンデッド系の敵に効きやすいという特徴があるので  
  「死んだ魚みたいな目ぇしてんじゃねーよ」あるいは単に「お前臭すぎ」  
  といったメッセージがこめられているのかも知れません  
 
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 15:53:44.03 ID:RF1Uh0o90 
  そのネタなつい  
 
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 16:43:50.00 ID:cmPQNlx6O 
  ほ  
 
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 16:47:03.28 ID:L48/+/v5O 
  女騎士じゃないのか帰る  
 
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 17:12:07.12 ID:WkjGT/kK0 
  ほう  
 
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 17:29:22.90 ID:MAjXtWlRO 
  落とさせない  
 
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 17:44:33.64 ID:2VpZgMOiO 
  最初に騙されて読まない人も多いのかな  
 
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 18:00:28.31 ID:cmPQNlx6O 
  は  
 
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 18:24:46.65 ID:CcJbkaGHQ 
  スレ保持数が約300→約500になったからまた目安時間が変わるかもな  
   
  ベホマラー  
 
146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 18:57:20.85 ID:eNzgIxrg0 
  ベホマ  
 
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 18:57:30.67 ID:CcJbkaGHQ 
  ベホマズン  
 
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 19:27:14.53 ID:rRGh7BscQ 
  ククク……ここが我の新たな苗床か……  
   
   
   
   
   
   
   
  保守  
 
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 19:40:59.50 ID:rRGh7BscQ 
  うぬ  
 
151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 19:55:08.23 ID:cmPQNlx6O 
  か  
 
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 20:10:30.66 ID:CcJbkaGHQ 
  マホイミ  
 
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 20:14:47.08 ID:80cSHyuJ0 
  スライムナイトは特技半端すぎる  
  しかしFF4のパラディンセシルのようなもんだと思えば許せてしまう  
 
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 20:31:46.04 ID:RtZqE58z0 
  あとホイミってあるの  
 
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 20:32:07.61 ID:CcJbkaGHQ 
  ゲマ「ほっほっほっ。こんなスレなど保守してしまいましょう」  
 
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 20:47:19.62 ID:Is66CseP0 
  マダァ-?(・∀・ )っ/凵⌒☆ー  
 
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 21:02:03.98 ID:gTh5s9vB0 
  保守。  
 
158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 21:02:06.40 ID:rRGh7BscQ 
  ぬんっ!  
 
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 21:10:05.87 ID:eLEmwHhA0 
  うわぁミスった…  
 
162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 21:27:00.99 ID:rRGh7BscQ 
  待て……その前にだ  
   
   
   
  保守  
 
163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 21:38:21.17 ID:cmPQNlx6O 
  まだがニダ  
 
164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 21:50:12.48 ID:zJrQaaKn0 
  ただいマンボウ  
  保守ありがとウサギ  
   
  ある程度書き貯めてから投下するから、12時くらいまで待ってねー  
 
165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 21:55:50.56 ID:rRGh7BscQ 
  ククク……よかろう……  
  我はいつまでも待っておるぞ……  
  さぁ……今宵も我を愉しませておくれ……!  
   
   
   
  おかえりなサイ保守  
 
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 22:19:37.85 ID:ksIYDIOt0 
  ほし  
 
168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 22:20:05.17 ID:RtZqE58z0 
  ho  
 
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 22:26:04.24 ID:gun61wMMO 
  個人的には主人公の名前をトンヌラにしてほすい  
 
170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 22:27:55.84 ID:0ubI/BxR0 
  ぬわーさんオッスオッス  
 
171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 22:44:45.50 ID:0ubI/BxR0 
  最初の方でホモスレだと勘違いして読まないから人少ないな  
 
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 22:51:11.32 ID:rRGh7BscQ 
  両方俺得な私に死角は無かった  
 
173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 23:01:24.91 ID:ksIYDIOt0 
  あと一時間か・・・  
 
174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 23:13:47.78 ID:CcJbkaGHQ 
  待った甲斐があったというものだ  
 
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 23:26:10.20 ID:WlBUlyFG0 
  >>174  
  ほ  
 
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 23:37:42.85 ID:CcJbkaGHQ 
  >>175  
  えっ  
 
178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 23:43:54.55 ID:0ubI/BxR0 
  >>177  
  気付けよwwww  
 
180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 23:55:51.33 ID:CcJbkaGHQ 
  >>178  
  えっ  
   
  素で分からん  
  何か重大な過失なり思い違いなりおまぬけな点なり有るのだろうか  
  いやいつもおまぬけだが  
 
176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 23:37:29.70 ID:cmPQNlx6O 
  ほ  
 
179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/29(火) 23:54:45.48 ID:rRGh7BscQ 
  クッ……!こんな所まで追っ手が来たか……  
  すまないな貴様達……我はお別れの時間だ  
  保守は任せたぞ……!  
   
   
   
  おやすみなサイ  
 
181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:06:22.22 ID:T1Yh/Wvx0 
  ソワソワ  
 
182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:07:17.15 ID:5soMHUuT0 
   そして夜が明けた!  
   
   
  主人公「……はぁ」  
   
   
   起き抜けに、溜め息一つ。殺風景な部屋の中を漂う甘い香りが、昨夜の出来事が夢ではないことを告げていた。  
   主人公は、気が重かった。これからどうピエール、そしてアーサーと接すればいいのか分からなかった。  
   
   部屋を出た主人公は、まず川の水で顔を洗うことにした。清らかな流れが、憂鬱な気分を洗い落してくれることを期待して。  
     
   ばしゃり。乱暴に、両の手で顔面に水を叩きつける。冷たい水は眠気を吹き飛ばし、意識の覚醒を促してくれた。  
   だが、それだけ。昨夜の記憶は今なお主人公の脳裏に焼き付いて、がんがんと鈍い痛みを放っている。  
 
183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:07:26.13 ID:ppMgXBfcI 
  すまや  
 
184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:08:10.46 ID:5soMHUuT0 
   不意に、横からタオルが差し出された。  
   
   
  アーサー「おはよー。お目覚めはどんな感じ?」  
   
   
   鉄仮面で素顔を隠したアーサーであった。  
   その調子は、どこまでもいつも通り。しかし、その声を聞くだけで、主人公は想起してしまう。  
   己の股間に顔を埋める、アーサーの姿を。  
   
   
  主人公「くっ」  
   
   
   それだけで熱を帯び始める男性器が、ただただ恨めしい。  
 
185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:08:51.46 ID:5soMHUuT0 
  アーサー「んー? んっふふー。ま、明るいうちはいつものアーサー君ってことでー。朝っぱらから期待しちゃいやんいやん!」  
   
  主人公「ち、違う」  
   
  アーサー「しゃーないしゃーない。あ、兄貴には言わないでねー。そしたら、今夜も」  
   
   
   いいコトしてあげるからさ。  
   主人公の耳元で、そう囁く。  
   
   
  主人公「――――!!」  
   
  アーサー「じゃ、俺たちは準備済んでるから。朝ごはん、冷めないうちに来てねー」  
 
186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:09:40.24 ID:5soMHUuT0 
   鉄の仮面の下半分だけを開き、木匙でスープを口に運ぶピエール。  
   
   
  ピエール「うむ。やはり、アーサーの作る料理はうまいな!」  
   
  アーサー「とーぜんっしょ!」  
   
  ピエール「主殿は、どうか? お口に合うと良いのですが」  
   
  主人公「えっ? あ、ああ。おいしいよ」  
   
  ピエール「それは良かった! 私も鼻が高い!」  
   
   
   高らかに声をあげて笑うピエール。  
   以前までとは、明らかに違う振る舞い。どこか、無理をしているようにも見える。  
   しかし、主人公はそれを指摘することができずにいた。  
   言ってしまえば、また昨日の痛々しいほどに沈んだピエールに立ち戻ってしまうのではないか、という懸念があった。  
 
187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:10:40.87 ID:5soMHUuT0 
  ピエール「して、関所を抜けた後はどこに?」  
   
  主人公「ビスタ港に行こうと思ってる」  
   
  アーサー「っつーと、西へ?」  
   
  主人公「うん。あてがある訳じゃないけど、今は世界を回って、情報を集めるべきだと思う。結局、父さんの真似事になっちゃうけどね」  
   
  ピエール「父君を、誇りに思われているのですね」  
   
  主人公「まだまだ足元にも及ばないけどね。おかしいかな?」  
   
  ピエール「おかしくなどあるものか。私にも、良く分かる。心置きなく、父君の背を追われるといい。そのための道は、私が斬り拓く!」  
   
  アーサー「……ッはー! ごっちそうさまー! さて、行くとしましょうかね!」  
 
188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:11:23.84 ID:5soMHUuT0 
   関所を抜けた一行は港町ポートセルミへ渡るため、関所から南に位置するビスタ港を目指す。  
   その進行は非常にスムーズなものであった。  
   ラインハット周辺に比べ、現れる魔物が弱いから。無論、それもあった。だが、ピエールの奮戦が、それ以上に一行の足取りを加速させていた。  
   
   
  ピエール「邪魔だああああああああッッ!!」  
   
   
   ガスミンク。爆弾ベビー。ピッキー。  
   そのいずれもが、皆一様に斬り散らされてゆく。  
   
   
  アーサー「落ち着きなって、兄貴。いくらこいつらが弱いっつってもさー、無傷じゃ済まないんだから」  
   
  ピエール「この程度、掠り傷ですらない!」  
   
  アーサー「まま、そう言わないでさ。ベホイm」  
   
   
   ばしり。  
   傷口にあたるアーサーの手が、叩き落とされた。  
 
189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:11:31.02 ID:LPhANOe9Q 
  ククク……支援  
 
190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:12:17.77 ID:5soMHUuT0 
  アーサー「え?」  
   
  ピエール「無用だ! さぁ、主殿! このピエールの戦、ご覧あれ!」  
   
   
   言うなり、またもや怒涛の進撃を開始するピエール。確かに、その戦いぶりは見事と言う外はない。  
   しかし、ピエールは明らかに気負い過ぎていた。功を焦っていた。これではまるで、猪武者だ。  
   
   
  主人公「ピエール! 出過ぎだ! 下がってくれ!」  
   
  ピエール「道を拓くはこのピエール! 主殿のお手を煩わせることもない!」  
   
   
   聞く耳を持たない。仕方なく追従する主人公とアーサー。  
   そんなやりとりが幾度となく繰り返される内、ビスタ港に至った。  
   太陽は未だ沈んでいない。驚くべき早さでの到着であった。  
   折よく出港する間際であったため、待たされることなく船に乗ることができた。  
   客室に荷物を降ろし、一息。  
 
191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:13:10.03 ID:5soMHUuT0 
  アーサー「……もういいだろ、兄貴。手当てさせてくれ」  
   
  ピエール「この程度は、自分で」  
   
  アーサー「もう魔力も尽きてるんだろ? 頼むよー。俺、今日は活躍できなかったんだから、これくらいはさせてよー」  
   
  ピエール「……分かった」  
   
  主人公「ピエール……」  
   
  ピエール「主殿。私は、お役に立てただろうか」  
   
   
   アーサーのベホイミによって塞がりつつあるものの、未だ生々しく残る傷口を身体のそこかしこに張り付けた有様で、ピエールは問うた。  
   主人公は、思わず眼を逸らす。  
 
192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:14:07.02 ID:5soMHUuT0 
  主人公「確かに、ピエールは強いよ。でも、そんな戦い方は」  
   
  ピエール「そ、そう、ですか。まだ、足りませぬか。……では、更なる研鑽を積むと致しましょう」  
   
  主人公「……どうしちゃったんだ、ピエール。あんなのは、君らしくない。昨日までは……あ」  
   
   
   そこまで言って、主人公は思い出した。昨晩の、ピエールの姿を。  
   
   
  ピエール「……幻滅、なさったでしょう」  
   
  主人公「え?」  
   
  アーサー「兄貴」  
   
  ピエール「良いんだ、アーサー。……私は、女だ」  
 
193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:15:23.95 ID:5soMHUuT0 
  もう書き貯め尽きちゃった  
 
195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:16:10.32 ID:1ahx2hR90 
  >>193  
   
                  ハ        _  
      ___         ∥ヾ     ハ  
    /     ヽ      ∥::::|l    ∥:||.  
   / 聞 え  |     ||:::::::||    ||:::||  
   |  こ ?  |     |{:::::∥.  . .||:::||  
   |  え      |     _」ゝ/'--―- 、|{::ノ!  
   |  な 何   |  /   __      `'〈  
   |  い ?   ! /´   /´ ●    __  ヽ  
   ヽ      / /     ゝ....ノ   /´●   i  
    ` ー―< {           ゝ- ′ |  
          厶-―    r  l>        |  
        ∠ヽ ゝ-―     `r-ト、_,)      |  
        レ^ヾ ヽ>' ̄     LL/  、   /  
        .l   ヾ:ヽ ` 、_      \\ '  
       l    ヾ:ヽ   ト`ー-r-;;y‐T^  
        |    ヾ `ニニ「〈〉フ /∥. j  
 
194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:15:26.91 ID:1ahx2hR90 
  きたか…!!  
   
    ( ゚д゚ ) ガタッ  
    .r   ヾ  
  __|_| / ̄ ̄ ̄/_  
    \/     /  
 
196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:23:15.81 ID:TAshOp81O 
  スライムナイトってナイト部分はスライムと同じような身長だったよな  
  だとしたら30cmくらいか…  
 
198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:28:28.51 ID:T1Yh/Wvx0 
  >>196  
  脚のこと忘れてね?  
 
199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:28:55.68 ID:IO21+l37Q 
  >>196  
  あの比率で150cmのナイトがいてもいいじゃない  
  キングスライムに乗ってないと釣り合わんが  
 
197 名前: 忍法帖【Lv=5,xxxP】 [] 投稿日:2011/03/30(水) 00:28:13.05 ID:lEz92k3x0 
  いやんいやん!で勃起した。だから書きためていいよ  
 
200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:31:54.83 ID:pyk4GkTX0 
  つまりはミニエルフの姉妹ってことか!  
   
  まあ比率がそのままの大きい版でも王道だろ  
 
201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:35:10.56 ID:ZU+nqVR50 
  ドラクエスレかと思って開いたら本当にドラクエスレだった  
 
202 名前:さるさんこわい[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:39:17.64 ID:5soMHUuT0 
  身長については、スライムから降りた状態でピエールが155cm、アーサーが168cmくらいの設定で書いてます。  
  こまけぇことは気にすんな! ちんちんだって伸び縮みするんだから!  
   
   
  主人公「……ああ、知ってる」  
   
  ピエール「女が騎士を気取るなど、お笑いでしょう?」  
   
  主人公「そんな」  
   
  アーサー「……」  
   
  ピエール「良いのです。貴方が仰りたいことも、良く分かる。ですが、どうか! 昨夜のことは忘れていただけないだろうか!?  
       私は、剣になる! 盾にもなる! だから、どうか……! 私を、貴方の騎士で在り続けさせて下さいッ……!!  
       その気高き志を、護らせて下さい……!」  
   
   
   身を切るような、悲痛な声だった。  
   後半は、声がかすれてしまってほとんど聞き取れない。  
   騎士で在ることに、何かを護るために戦うことに依存している。主人公からは、そんな風に見えた。  
   出会って日が浅い主人公には、性別を偽ってまでそうする理由は分からない。  
   しかし、それでも言える――否、言わなければならないことがあった。  
 
203 名前: 忍法帖【Lv=5,xxxP】 [] 投稿日:2011/03/30(水) 00:45:40.70 ID:lEz92k3x0 
  4コマでⅤのメッサラーとエミリーともう1匹を美人で描いてたのあったよな  
 
204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 00:55:20.51 ID:5soMHUuT0 
  主人公「ダメだ」  
   
  アーサー「……主さん」  
   
   
   びくり、と身を竦めるピエール。  
   続けて放たれたアーサーの言葉には、氷のような冷たさがあった。これ以上言えばただではおかぬと言わんばかりだ。  
   しかし、主人公は怯まない。人の不幸を見過ごせない優しさと、己が意志を愚直に貫く巌のような強さを併せ持つ男。  
   そして、ここぞと言う時にはそれを存分に発揮する男。それが、主人公であった。  
   
   
  主人公「君は、剣でも、ましてや盾でもない。……仲間だ。僕はそう思ってたんだけど、君はどうなんだい?」  
   
  アーサー「……へえ」  
 
205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:00:25.86 ID:MswxGD7vO 
  ジュン  
 
206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:13:13.46 ID:5soMHUuT0 
  ピエール「わ、私……は」  
   
  主人公「スライムナイトの習わしは、僕には分からない。でも、少なくとも僕にとっては、君は騎士だ。最高にカッコいい、ね」  
   
  ピエール「……!」  
   
  主人公「男とか女とか、そんなのは関係ないさ。君だからこそ、後ろも前も任せられる。……もちろん、アーサーにもね」  
   
  アーサー「そりゃ、有難いこったねー。だってさ、兄貴。どうするよ?」  
   
  ピエール「……私は、どうすれば」  
   
  主人公「ピエールさえ良ければ、これからも僕と旅を続けて欲しい。頼りにさせてもらうし、頼っても欲しい。  
      ただ、約束してくれ。二度と今日みたいなことはしないって」  
   
   
   涼しげな瞳が、真っ直ぐにピエールを見つめる。  
   やがて、ピエールが声を発する。たどたどしく、嗚咽を混じらせながら。  
   
   
  ピエール「……これからも、よろしくお願い致します……!!」  
   
  主人公「あはは。三回目になるけど、よろしくね、ピエール!」  
 
207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:13:47.08 ID:pvlY+HHqO 
  試演  
 
208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:24:49.33 ID:MswxGD7vO 
  し  
 
209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:27:00.92 ID:b9mzLFtq0 
  支援ぬ  
 
210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:29:45.13 ID:5soMHUuT0 
   いつの間にか、辺りには夜の帳が落ちていた。  
   以前と同じとは行かないまでも、徐々に口数を増していくピエールに主人公は安心する。  
   ピエール、アーサーは先に風呂に入っていた。どこまでも仲の良い姉妹だ。  
   
   船上の甲板には、冷たい潮風が吹いていた。  
   主人公は一人座して、星空を眺める。誰もいない甲板は、妙に物寂しく感じられた。  
   
   そうしていると、隣に何者かが腰を下ろした。アーサーだ。  
   
   
  主人公「アーサー。風呂に入っていたんじゃないのかい?」  
   
  アーサー「あんなちっちゃい風呂に一人で入れるわけないっしょー? あたしが先にいただいたのよ」  
   
  主人公「そっか」  
   
  アーサー「しっかし、あんたも単なる朴念仁かと思ったら、どうしてどうして。歯の浮くようなセリフが、よくもまー次々と」  
   
  主人公「おかしかったかな」  
   
  アーサー「いや、礼は言っとくよ。ねーさんもおかげさんで立ち直れたみたいだし」  
 
211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:29:53.22 ID:GDsh/2KLO 
  こんなにwktkするSSは久しぶりだ  
 
212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:30:27.83 ID:6byAPMNa0 
     /.   ノ、i.|i     、、         ヽ  
    i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |  
    |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |  
    i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|  
     iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.  
     .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_  
     丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――  
    /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿  
    'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ  
   ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ  
        ノヽ、       ノノ  _/   i     \  
       /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ  
 
213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:31:13.93 ID:5soMHUuT0 
  エロ、いるかい?  
 
214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:32:54.42 ID:b9mzLFtq0 
  >>213  
  あなたの思うがままに  
 
215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:33:39.44 ID:4UzU5NV1O 
  好きにしていいと思う  
 
216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/30(水) 01:33:58.32 ID:s5o1F+uz0 
  上に同じ  
 
217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:35:26.96 ID:5/MEOUgOO 
  ちょっくらドラクエⅤ買ってくる。  
 
218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/30(水) 01:37:13.37 ID:TFUld9ET0 
  いいですとも!  
 
219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:45:25.75 ID:IO21+l37Q 
  >>218  
  それIV  
 
220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:46:00.97 ID:5soMHUuT0 
  主人公「本当に良かった、一時はどうなることかと思ったよ」  
   
  アーサー「まったくねー。こりゃ、あたしが一肌脱いだ甲斐があったねー」  
   
  主人公「……それは、関係ないと思う」  
   
  アーサー「へへー。ガマンしなくてもいいのよ? 今回は主さん、頑張ったからねー。どこでも、何回でも使っていいよん」  
   
  主人公「そうじゃない。そうじゃ、ないんだ」  
   
  アーサー「そーね……。今日は、胸でするとかどーよ? 自信あるんだよねー」  
   
   
   言いながら、両腕で乳房を寄せるアーサー。胸元が大きく開いた白いアンダーウェアから、零れそうになっている。  
   そのまま、主人公の胸板に身体を寄せる。二つの肉の塊が、胸と胸の間でぐにゃりと潰れた。  
   
   ぎりりと歯を鳴らしながら、目を瞑る主人公。  
 
221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:49:11.57 ID:6byAPMNa0 
  うっほwwwwwwwwwうっほほwwwwwwwwwwwww  
 
222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:52:18.60 ID:4UzU5NV1O 
  ってか結婚イベントは超修羅場だろこれ…  
 
223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:54:32.03 ID:1ahx2hR90 
  ④  
 
224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:54:59.66 ID:pyk4GkTX0 
  先に手を出したのは貴様だナポレオン  
 
225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/30(水) 01:55:59.52 ID:s5o1F+uz0 
  そこまでにどっかで別れる事になるんじゃないかな…  
 
226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 01:56:57.16 ID:5soMHUuT0 
  主人公「やめてくれないか」  
   
  アーサー「素直じゃないねー、主さんも。これだけで、こんなにしちゃってるクセにー」  
   
   
   すりすり。柔らかく、適度に肉が付いた太股が、衣服の上から主人公の突起を刺激する。  
   
   
  アーサー「それとも、下がお好みなのかな。ふふー、いいよー。主さんのおちんちんで、あたしを好きなよーに犯してさー。んふ、汗くさーい」  
   
   
   主人公の胸元に頭を埋め、すうーっと息を深く吸うアーサー。  
   その傍ら、主人公の片手を取り、己のパンツの下の潜り込ませる。  
   しゃり、と、陰毛に触れた感覚があった。  
   
   
  アーサー「はぁ……あ」  
   
  主人公「――――くッ!!」  
 
227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 02:01:10.67 ID:xS96+NJi0 
  |∧∧  
  |・ω・`) そ~~・・・  
  |o④o  
  |―u'  
   
   
  | ∧∧  
  |(´・ω・`)  
  |o   ヾ  
  |―u' ④ <コトッ  
   
   
   
   
  | ミ  ピャッ!  
  |    ④  
 
228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 02:07:25.12 ID:pyk4GkTX0 
  寝る前紫煙だ  
 
229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 02:12:11.86 ID:5soMHUuT0 
   どん。  
     
   我に帰った主人公が見たものは、床に尻餅を付いたアーサーであった。  
   
   乱れた衣服のまま、きょとん、と主人公を見つめる。  
   無意識だったとはいえ、ここまで来れば自分がしでかしたことに気付く。  
   
   
  アーサー「――え?」  
   
  主人公「す……すまない、アーサー」  
   
  アーサー「あ、あははー。何か、お気に召さなかったのかな。機嫌、直してよ。何だってするよ、あたし」  
   
   
   焦燥を露わに、再び主人公に擦り寄るアーサー。主人公が初めて見る表情。  
   何故か、主人公はそんなアーサーを直視できずにいた。  
   
   
  アーサー「も、もしかして、責められるのあんまり好きじゃなかったりとか? ごめんごめん、気をつけるからさ」  
 
230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 02:24:35.79 ID:A4WCB6+9O 
  支援眠い  
 
231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 02:27:12.62 ID:oGDuR1La0 
  し  
 
232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 02:30:21.61 ID:5soMHUuT0 
  主人公「こういうのは、嫌なんだ」  
   
  アーサー「……何、それ」  
   
  主人公「昨日、あんなことをしておいて今更だとは自分でも思うけど……もう、やめて欲しい」  
   
  アーサー「あたしの、どこがダメなのかな……?」  
   
  主人公「そうじゃない。こういうことは、好きな相手とじゃなきゃしちゃいけないんだ」  
   
  アーサー「あ、あたしは主さんのこと、大好きだよ! だから、なんだってしてあげられるんだよー」  
   
  主人公「……もう、やめてくれ」  
   
   
   痛々しかった。主人公に必死に食い下がっているのは、いつもの飄々としたアーサーではなかった。  
   淫乱のような振る舞いも、あたかも好意を持っているかのような態度も、全部、嘘。  
   主人公には、なんとなくそれが分かってしまった。そして、その目的にも。  
   
   
  主人公「……ピエールのことは、心配しなくてもいいから」  
 
233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 02:30:26.12 ID:5soMHUuT0 
  主人公「こういうのは、嫌なんだ」  
   
  アーサー「……何、それ」  
   
  主人公「昨日、あんなことをしておいて今更だとは自分でも思うけど……もう、やめて欲しい」  
   
  アーサー「あたしの、どこがダメなのかな……?」  
   
  主人公「そうじゃない。こういうことは、好きな相手とじゃなきゃしちゃいけないんだ」  
   
  アーサー「あ、あたしは主さんのこと、大好きだよ! だから、なんだってしてあげられるんだよー」  
   
  主人公「……もう、やめてくれ」  
   
   
   痛々しかった。主人公に必死に食い下がっているのは、いつもの飄々としたアーサーではなかった。  
   淫乱のような振る舞いも、あたかも好意を持っているかのような態度も、全部、嘘。  
   主人公には、なんとなくそれが分かってしまった。そして、その目的にも。  
   
   
  主人公「……ピエールのことは、心配しなくてもいいから」  
 
234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 02:31:08.06 ID:5soMHUuT0 
  そんな大事でもないのに2回言った  
 
235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 02:31:30.15 ID:MswxGD7vO 
  支援  
 
236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 02:41:48.01 ID:5soMHUuT0 
  アーサー「……」  
   
   
   鉛のように重い沈黙が流れる。  
   俯くアーサーの表情は、主人公からは窺えない。  
   と、そこに。  
   
   
  ピエール『アーサー! アーサー!! 長くなってすまない! 入っていいぞー!』  
   
   
   ピエールの声だ。風呂から上がったのだろう。  
   それを聞くなり、アーサーは立ち上がった。  
   
   
  アーサー「おっけー! 今入るよー!」  
   
   
   その時には、いつものアーサー。明るく、掴みどころのない、昼間のアーサーだった。  
   んしょ、などと言いながら伸びをし、客室の方を向く。  
 
237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 02:51:09.46 ID:5soMHUuT0 
  主人公「アーサー」  
   
  アーサー「ん、どしたのー主さん?」  
   
  主人公「すまなかった」  
   
  アーサー「……へっへー。なんのことか分かんないやー」  
   
   
   扇ぐように片手をひらひらと動かし、笑う。今までのことなんて冗談だ、とでも言うように。  
   それが演技に過ぎないのだとしても、このまま無かったことにしてくれるならば、主人公にとってはどんなに有難いことだろう。  
   
   
  アーサー「じゃ、お風呂入ってくるねー。主さんも、入った方がいいんじゃない? 冷えたっしょ?」  
   
  主人公「ああ、そうするよ。おやすみ、アーサー」  
   
  アーサー「おやすみー、主さん!」  
 
238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 02:51:42.45 ID:A4WCB6+9O 
  し  
 
239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 02:55:08.30 ID:FS6QzG/7O 
  アーサー;;  
 
240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 03:03:41.69 ID:5/MEOUgOO 
  涙と精子が止まらない…  
 
241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 03:04:53.64 ID:u9pOLjQXO 
  ほ  
 
242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 03:05:52.96 ID:5soMHUuT0 
   取っておいた個室で、主人公は横になった。風呂には入っていないが、今から沸かして入る気力もない。  
   肉体的な疲れよりも、精神的なそれが主人公の身体を蝕んでいた。明日の朝、早めに起きて入ろう。そう思った主人公は、眼を閉じた。  
   その時である。  
   
   こん、こん。  
   
   控え目な音量のノックが聞こえた。悲鳴を上げる身体に鞭打つ思いで立ち上がり、ドアを開けば。  
   
   
  ピエール「お、お邪魔……でしたか」  
   
   
   甲冑を身に着けた、ピエールの姿があった。  
 
243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 03:10:24.51 ID:OIPHBnov0 
  愛の戦士ピエール  
 
244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 03:21:20.94 ID:5/MEOUgOO 
  ほ  
 
245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 03:21:21.84 ID:u9pOLjQXO 
  保守  
 
246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/30(水) 03:22:22.51 ID:p5AAy7TxO 
  ピエールが処女で、  
  アーサーは非処女ってことかな?  
   
  股が熱くなるな……  
 
247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 03:24:15.56 ID:FS6QzG/7O 
  >>246  
  たぶん、非処女どころの話じゃないと思う  
 
248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 03:25:07.24 ID:5soMHUuT0 
  主人公「……あはは」  
   
  ピエール「何か」  
   
   
   安堵すると同時に、主人公の口から笑いが漏れる。すると、ピエールが不満そうな声を出した。  
   鉄仮面の下では、憮然とした表情を浮かべていることだろう。  
   
   
  主人公「いや、すまない。なんでもないよ。どうしたんだい?」  
   
  ピエール「主殿。ご入浴はお済みであろうか」  
   
  主人公「まだ……というか、沸かしてすらいないね」  
   
  ピエール「それはいけない。では、この私にお任せを」  
   
  主人公「わざわざそんなことをしなくても良いのに」  
   
  ピエール「いいえ。今日は冷える。主殿が風邪でも召してしまえば、大事だ」  
   
  主人公「君は召使いでもなんでもないんだよ?」  
   
  ピエール「……な、仲間のためにできることをしたい、というのは、おかしいのでしょうか」  
   
  主人公「! ふふ……いや、おかしくないさ。それじゃ、お願いするよ。正直に言うと、少し疲れててね。ありがとう、ピエール」  
 
249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 03:35:27.21 ID:OIPHBnov0 
  ほ  
 
250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 03:43:18.74 ID:FS6QzG/7O 
  支援  
 
251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 03:48:00.31 ID:5soMHUuT0 
   どぼどぼ。浴槽に水を張る音が響く部屋で、主人公とピエールは机を挟んで向かい合っていた。  
   
   
  主人公「助かったよ。身体を動かすのも億劫だったんだ」  
   
  ピエール「……? 何故、それほどまでにお疲れなのですか?」  
   
  主人公「……少し、鍛錬に身が入りすぎたみたいだ。全身が痛いよ」  
   
  ピエール「ほう。主殿ともあろうお方がそこまで……。是非とも、ご一緒したいものです」  
   
   
   いやに多弁なピエールに、嬉しく思いながらも内心で首を傾げる主人公。  
   心なしか、どこかそわそわしているようにも見える。  
 
252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 03:58:07.72 ID:MswxGD7vO 
  グヌヌ  
 
253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 04:04:04.88 ID:5soMHUuT0 
  主人公「何か、あったのかい?」  
   
  ピエール「? いいえ、特には」  
   
  主人公「そうか。なら良いんだ」  
   
  ピエール「そう、でしたか」  
   
  主人公「うん」  
   
  ピエール「……思えば、こうして二人でお話をするのは初めてですね」  
   
  主人公「そういえば、そうだね」  
   
  ピエール「存外、話題に困るものです」  
   
  主人公「……すまない」  
   
  ピエール「い、いいえ! 主殿を責めている訳では……ただ、アーサーの多弁さが羨ましい」  
 
254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 04:07:35.68 ID:5soMHUuT0 
  主人公「……確かに、アーサーはよく喋るね」  
   
  ピエール「あの子は、本当に良くできた弟……いえ、妹です。何をやっても、私の上を行く」  
   
  主人公「そうかな。見た所、剣技は君が上みたいだけど」  
   
  ピエール「微々たる差です。だというのに、あの子は私を立てて、後方支援に徹してくれている」  
   
  主人公「仲が良いんだね」  
   
  ピエール「本当に、優しい子なのです。皮肉を言うこともありますが、それがあの子の本音ではございません」  
   
  主人公「……」  
   
  ピエール「あの子が男性を装っていたのも、私に……と、頃合いでしょうか。火を入れて参ります」  
   
   
   メラの呪文が封じ込められた魔力炉を作動させ、浴槽に溜まった水を温めるピエール。  
   戦闘用の呪文よりも出力こそ弱いものの、それでも浴槽一杯ほどの水は十分と掛からず入浴に適した温度となる。  
 
255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/30(水) 04:10:47.33 ID:TAshOp81O 
  アーサー+甲冑脱ぐ=ステテコ  
  これは黄金比支援  
 
256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 04:18:15.29 ID:5soMHUuT0 
  >>255  
  イチゴ柄にしとけばよかった  
 
257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 04:21:05.01 ID:1ahx2hR90 
  レズ☆ハッピー♪  
 
258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 04:21:47.03 ID:1ahx2hR90 
  誤爆  
 
259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 04:39:37.93 ID:3mR5BKrlO 
  ピエールかわいいよピエール  
 
260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 04:42:35.03 ID:5soMHUuT0 
  ピエール「……これで、風呂の準備は整いました」  
   
  主人公「本当にありがとう、ピエール」  
   
  ピエール「いいえ。お疲れの所を長々と居座ってしまい、申し訳ございません。……あ、主、殿」  
   
  主人公「?」  
   
  ピエール「きょ、今日は……いいえ、何でもありません。では、失礼を」  
   
  主人公「ああ、そうだ」  
   
  ピエール「如何なされましたか」  
   
  主人公「その鉄仮面、外さないのかい?」  
   
  ピエール「……!!」  
   
  主人公「もう、そんな重いものを着けてまで性別を隠す必要もないだろ?」  
   
  ピエール「こ、これは」  
   
  主人公「もちろん、無理にとは言わないけどね。ゆっくり、慣れていけばいい」  
   
  ピエール「……」  
 
261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 04:52:17.12 ID:TAshOp81O 
  そーれハッスルハッスル  
 
262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 04:59:10.11 ID:5soMHUuT0 
   かちんこちんに硬直したピエールだが、ゆっくり、おずおずと頭に手を掛けた。  
   そして、油を注していない機械のようにぎこちない動きで、仮面を外していく。かと思えば、また被る。  
   そんな動きをたっぷり二十回ほど繰り返して、ようやく面を取り終えた。  
   やがて、無骨な仮面の代わりにそこに現れたのは、人間の齢で言えば14~15ほどの少女。  
   唇を強く噛み締めながら、視線は意味もなくテーブルへ向けて。  
   朱に染まった頬の横では、先の尖った長い耳がぴこぴこと忙しなく動き回っていた。  
   
   
  主人公「あはは。やっぱり、暑かったんだね。顔が真っ赤だよ」  
   
  ピエール「ちち、違う!」  
 
263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 05:00:00.16 ID:5soMHUuT0 
  主人公「うん。明るい所で見たのは初めてだけど……やっぱり、青くて綺麗な目をしてる」  
   
  ピエール「何をい言ってござる!? 主様に言われたくないです!! あ、ちが、何言ってるんだ私は!?」  
   
  主人公「え、えっと、ごめん、無理を言ったみたいだね。落ち着いて……」  
   
  ピエール「そそそれでは、お待たせ、じゃなくて、お邪魔しました!」  
   
   
   ばたん!!  
   
   まるで旋風のように、ピエールは去って行った。  
   
   
  主人公「……結局、何の用があったんだろう」  
   
   
   若草色の髪の少女が主人公にもたらしたのは、ほんの少しの罪悪感と、更に大きな疲労。  
   それと、沸点を迎えてごぼごぼと泡を吹く浴槽であった。  
 
264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 05:04:31.84 ID:FS6QzG/7O 
  ピエール殿も大変でござるなwwwwwww  
 
265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 05:07:38.69 ID:DpaQ5xQL0 
  待ってて良かった…!!!  
 
266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 05:17:52.85 ID:XZxSjoLQO 
  アーサーたんちゅっちゅ  
 
267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 05:30:21.17 ID:OIPHBnov0 
  ピエール殿少し落ちつくでござるwwwwwwwww  
 
268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 05:34:34.81 ID:5soMHUuT0 
   浴槽いっぱいの熱湯を水で埋め、どうにか入浴を終えた主人公。  
   横になって休む主人公が考えるのは、スライムナイト姉妹――取り分け、アーサーのこと。  
   
   
  主人公「どうすれば、いいんだろう……」  
   
   
   あれこれと考える内に、意識は精彩を欠いて。  
   やがて、完全に闇に堕ちた。  
 
269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/30(水) 05:36:39.78 ID:aaPZK9vQ0 
  しえn  
 
270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 05:36:49.73 ID:5soMHUuT0 
   どれほどの時間が経っただろうか。  
   夢と現の狭間で、主人公はぬちゅぬちゅと何かが擦れる音を聞いた気がした。  
   まるで、水を含んだ肉と肉が擦れ合うような音を。  
   
   股間から広がる、心地よい温かさ。それは、人肌のものに酷似していた。  
     
   
  ※「ん、ちゅ……はぁあ、はむ、ん」  
   
   
   いつしか、艶の混じった声が響き始める。  
   そこでようやく主人公の脳が活動を再開し、現状をおぼろげながらに把握できた。  
   
   愛撫されている。誰に? ――決まっている。  
   
   恐る恐る、瞼を開く主人公。  
   
   
  アーサー「んはあ、あむ、ちゅるる……」  
   
   
   アーサーが、びきびきと脈動する怒張を双乳で挟みながら、先端を吸い上げていた。  
 
271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 05:46:03.30 ID:ckqopAiuO 
  今日が始まってまだ6時間だと言うのにすでに2回も出してしまった…  
  そして今から3回目に入りそうです^q^  
 
272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 05:48:50.34 ID:TAshOp81O 
  ゲマ「私です。」  
 
273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 05:52:25.20 ID:5soMHUuT0 
  主人公「――――!!」  
   
   
   制止の声を上げようとするも、声が出ない。無理矢理引き離そうにも、身体が動かない。  
   金縛りの状態であった。だというのに、男性器だけはやけに敏感に、アーサーの温かさを受け取っている。  
   
   蝋燭の微かな光を受けて、てらてらと艶めかしく輝く二つの白い肉。その間に大半を埋めながら、先端だけは飛び出してびくびくと涎を流して悦ぶ、醜悪な肉。  
   それらが擦れ合うと、先走りと唾液の混ざった汚液が、淫らな水音を奏でる。  
   
   
   ぬちゅ。ぬちゅ。ぬちゅ。  
   
   
   音が響く度、脳の中枢が悲鳴を上げる。これは、気が狂ってしまう、と。以前味わった口腔のみによる愛撫とは、また違った快楽。  
 
274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 06:09:50.07 ID:5soMHUuT0 
   透明な円形の滴に覆われた先端に、舌が差し込まれた。粘着質なそれが付着するのも構わず、めちゃくちゃに。  
   右へ、左へ。赤黒い先端が、舌の動きに従ってうねうねと蠢く。  
   
   
  主人公「――――ッ!」  
   
   
   そして唐突に、それは爆発した。  
   
   白濁の子種が、思い思いの場所を目掛けて飛び散る。  
   大きく開かれたアーサーの口中に。  
   美しく整った顔のそこら中に。  
   白夜を思わせる白銀の髪に。  
   びくびくと性器が脈を打つたび、アーサーの美貌が穢れていく。  
   
   そのどれもを、アーサーは受け止めた。瞳を閉じて、口を大きく開けたまま。  
   
   そうして射精が収まると、アーサーは性器を柔肉による拘束から開放し、根元まで呑み込んだ。  
   二度、三度と上り下りを繰り返しながら、吸い上げる。  
 
275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 06:12:45.02 ID:H55S2MG60 
  age  
 
276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/30(水) 06:17:22.12 ID:TAshOp81O 
  ボロンゴも絡めた4Pまだぁ?  
 
277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/30(水) 06:22:54.27 ID:aaPZK9vQ0 
  ボロンゴとかwwwwww  
  普通プックルにするだろ  
 
278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 06:23:17.66 ID:5soMHUuT0 
   やがてそれも終えると、アーサーは口に残る汚液を飲み下し、顔を白いパックのように覆ったそれも指で集め、口に運んだ。  
   けぷり、と精液の匂いがする息を吐き出して、言った。  
   
   
  アーサー「……やっぱりねー。どんなにカッコつけた所で、男は男だったね」  
   
   
   その表情は、諦観に満ちていた。  
   
   
  主人公「ア……」  
   
  主人公「アーサー!!」  
   
   
   がばっ。  
   
   主人公が跳ね起きると、そこには誰もいなかった。  
   窓からは明るい陽が射すとともに、ウミネコの鳴き声が流れ入る。  
   
   
  主人公「……夢?」  
   
   
   主人公の股間には、生々しい感触が未だ残っていた。  
 
279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 06:26:00.23 ID:5soMHUuT0 
  おやすみ  
  今日も同じくらいの時間になると思うけど、保守してくれると嬉しい。  
  キラーパンサーの名前は>>300で。  
 
280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/30(水) 06:28:51.81 ID:TAshOp81O 
  おつかれ。  
  ピエールの濡れ場はまだですか  
 
281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 06:30:44.58 ID:FS6QzG/7O 
  乙。  
  だけど船乗っただけで終わりじゃねーか!  
 
282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/30(水) 06:36:21.95 ID:aaPZK9vQ0 
  乙  
 
283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 06:45:52.39 ID:5soMHUuT0 
  サラボナで終わる予定なので、そう長くはならないと思う。  
  保守してくれたら嬉しいとは言ったけれど、もしも落ちたら製作で続き書きます。  
  ほんとにごめん。今夜はもっといっぱい書けるようにがんばります。  
 
284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 07:44:03.34 ID:nlnGB+D+O 
  待ってる  
 
285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 07:56:44.32 ID:OIPHBnov0 
  キラーパンサーといえばゲレゲレだよな  
   
  サラボナってお話でいうとどの辺だっけ?  
 
287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/30(水) 08:37:39.14 ID:TAshOp81O 
  >>285  
  フローラと知り合う所  
  ポートセルミ→カボチ→サラボナだな  
 
292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 09:00:43.31 ID:OIPHBnov0 
  >>287  
  ってことは結婚イベント前で終わらせるのかな  
   
  カボチ村ってあれか。レブレサックの次に胸糞悪い村か  
 
286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 08:00:25.71 ID:FS6QzG/7O 
  アーサーじゃなくて朝だったわけだな  
 
288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 08:41:40.06 ID:aj1rMxRMO 
  ほ  
 
289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 08:57:36.82 ID:mBR/4J6SO 
  小説のナイト生えてる設定の方が好きだったのに  
  こんなの読んだらくら替えするしかないじゃないですか!  
 
293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 09:08:41.29 ID:pyk4GkTX0 
  >>289仲間がいた  
  それで言うとキラーパンサーはチロルだな!  
 
295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 09:17:21.07 ID:w6lqDFwJO 
  >>293  
  チロル仲間が見つかって嬉しい  
 
298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 09:28:52.31 ID:mBR/4J6SO 
  >>293  
    `¨ - 、     __      _,. -‐' ¨´  
        | `Tーて_,_` `ー<^ヽ  
        |  !      `ヽ   ヽ ヽ  
        r /      ヽ  ヽ  _Lj  
   、    /´ \     \ \_j/ヽ  
    ` ー   ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´   `¨´  
             ̄ー┴'^´  
   
  ついでに主人公はリュカ確定  
 
290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 08:58:05.34 ID:3mR5BKrlO 
  ほす  
 
291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 08:59:42.88 ID:GDsh/2KLO 
  ルファレン的な迷路の街もなかったっけ?  
 
294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 09:15:49.37 ID:43NswNQKQ 
  プックル派は少ないと聞く  
 
296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 09:17:46.27 ID:u9pOLjQXO 
  ほ  
 
297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 09:26:33.89 ID:GECLuVRj0 
  ボロンゴだけは誰も選ばない気がする  
 
299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 09:29:08.67 ID:1silg7zt0 
  ゲレゲレだろ  
 
300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/30(水) 09:44:13.60 ID:QPSA69CoO 
  勃起したから  
  ローションたっぷり付けてオナニーした  
  んだけど  
  ゴムレス  
   
  グランバニアの子作りシーンまで続けてね  
  相手は姉妹のどちらでもいいよ!